マルタは地中海に浮かぶ小さな島国であり、ヨーロッパの中でも比較的治安が良い国として知られています。犯罪発生率が低く、観光客や留学生、移住者にとっても安心できる環境です。ただし、万能ではなく、特に軽犯罪やスリ、夜間トラブルには一定の注意が必要です。
治安に関する基本知識を持っておくだけで、旅先や生活環境での不安をぐっと軽くできます。この記事では最新データを踏まえて、マルタ全体の治安状況を分かりやすく解説します。
マルタの治安は良い?
マルタは毎年多くの観光客、留学生、移住者が訪れるのにも関わらず治安の良さを保っています。日本人に人気の留学先と比較してみると、マルタはその中でも比較的安全な国だということがわかります。以下の表は、日本人に人気の留学先の治安ランキングです。
| 国・地域 | Numbeo 犯罪指数* | Numbeo 安全指数* |
|---|---|---|
| 日本 | 24.7 | 75.3 |
| マルタ | 43.0 | 57.0 |
| アイルランド | 47.6 | 52.4 |
| イギリス | 48.3 | 51.7 |
| オーストラリア | 47.4 | 52.6 |
| カナダ | 45.8 | 54.2 |
| アメリカ | 49.2 | 50.8 |
*NumbeoのCrime Index(低いほど安全)、Safety Index(高いほど安心)による感覚的比較
一方で、体感的な安全度に関してはやや異なる調査結果もあります。Numbeoが実施した最新の「ヨーロッパ治安調査ランキング」では、マルタは ヨーロッパで12番目に安全性が低い国 とランク付けされました。
Numbeoの評価とは?
Numbeoは生活費や犯罪率などをクラウドソース型で収集するデータベースで、利用者が匿名アンケートで治安や生活の質を評価します。このため、公式犯罪統計とは異なり、「住民や訪問者の感じる安全性」 が数値に反映されます。
- 主な懸念点:
- 過去5年間で犯罪が増加しているという認識
- 腐敗や贈収賄への懸念
- 都市化や移民増加、経済格差などが市民の治安感覚に影響
このように住民の間では、人口増加にともなる安全性への不安が懸念されています。しかし、他の英語圏の国と比較すると、マルタは依然として安全な方であり、安心して留学や観光ができる国であると言えるでしょう。

マルタで遭遇しやすいトラブル
比較的治安の良いマルタですが、観光客や人が多くが集まる場所では軽犯罪のリスクがゼロではありません。特にスリや置き引き、深夜の飲酒絡みのトラブルは注意が必要です。
スリや置き引き(バス、フェリー、繁華街)
マルタの公共交通機関は旅行者にも人気がありますが、バスやフェリーの混雑時はスリが発生するケースがあります。特に観光シーズンには、乗降口付近や混雑する車内で貴重品を狙われることがあります。
また、観光地のカフェやレストランで、テーブルや椅子にバッグを置いたままにしていると、置き引きの被害に遭うリスクもあります。常に貴重品は身に付け、バッグは視界の届く位置に保管することが大切です。

深夜の飲酒トラブル(パーチャビル周辺)
セントジュリアンズのパーチャビルは、ナイトクラブやバーが集まる繁華街として有名です。夜遅くまで賑わう一方、深夜になると酔客同士の口論や軽い揉め事が発生することもあります。観光客が巻き込まれるケースは多くありませんが、過度な飲酒や知らない人とのトラブルには注意が必要です。安全のため、複数人で行動し、夜遅くの一人歩きは避けるようにしましょう。
海岸沿いや観光スポットでの持ち物管理
ビーチや観光名所でリラックスしている間に、荷物が盗まれるケースも報告されています。特に海水浴やシュノーケリング中は、バッグや財布、スマートフォンを砂浜やベンチに置きっぱなしにすると危険です。
防水バッグや鍵付きロッカーを利用する、最低限の貴重品だけを持参するなど、事前の対策が安心につながります。
マルタ島はマフィアの国?
Googleで「マルタ 治安」と検索すると、「マルタ島 マフィア」という関連キーワードが表示されることがあります。イタリアのすぐ南に位置することから、「マルタもマフィアの影響を受けているのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし実際のマルタは、そうしたイメージとはまったく異なります。街を歩けば穏やかな雰囲気が漂い、地元の人々もフレンドリーで治安はとても良好です。観光客が安心して過ごせる環境が整っており、夜でも人気の観光エリアなら問題なく散歩を楽しめるほどです。
もちろん、どの国でもスリや置き引きなどの軽犯罪には注意が必要ですが、マルタでマフィアの影響を感じるようなことはまずありません。実際のマルタは、とても安全だと言えます。
マルタの緊急時の連絡先
緊急時には、然るべき場所に頼ることも大事です。緊急時の連絡先を覚えておくと、なにかあった時に素早く冷静に判断することができます。以下はマルタでの緊急時に使える連絡先です。これら以外にも、留学中の場合は語学学校やエージェントなどの連絡先も控えておくと良いでしょう。
- 警察・救急・消防共通:112(EU共通緊急番号)
- 在イタリア日本国大使館(マルタ担当):電話(代表):+39-06-487-991 ※緊急時はマルタからでも通話可能
- マルタ警察本部:+356-2122-4001
まとめ
マルタはヨーロッパの中でも治安が良く、観光や留学先として安心できる国です。暴力犯罪は少ない一方、観光地ではスリや置き引き、夜間の飲酒トラブルなど軽犯罪に注意が必要です。基本的な防犯対策と緊急連絡先の把握で、安心して滞在を楽しみましょう!
よくある質問
マルタは危ないですか?
マルタはヨーロッパの中では、犯罪率が低く、安心して観光や留学ができる国の一つです。
マルタは安全な国ランキング何位ですか?
NunbeoのCrime Index by Country 2025 Mid-Yearによると、148カ国中64位にランクインしています。

