ブルーラグーンに事前予約制導入!

コミノ新予約制度

マルタ観光の人気スポット「ブルーラグーン(Blue Lagoon)」に、2025年夏から新たな入場ルールが導入されました。自然保護と過剰観光の緩和を目的に、無料のオンライン予約システムがスタート。このページでは、予約方法や時間帯、注意点、そして新制度の背景について詳しく解説します。

ブルーラグーンとは?マルタの人気観光地コミノ島

マルタ共和国にあるコミノ島(Comino Island)のブルーラグーンは、ターコイズブルーの海が広がる絶景スポット。毎年多くの観光客が訪れますが、近年は観光客の増加による環境負荷や混雑が大きな課題となっていました。コミノ島について詳しく知りたい方は、以下の記事で場所や行き方、観光情報をご覧いただけます!

ブルーラグーン新予約制度

ブルーラグーン事前予約概要

オンライン予約システムの概要

2025年夏より、ブルーラグーンに上陸するには事前予約が必須となりました。商業フェリーやプライベートボート利用者を問わず、上陸を希望する場合は無料のオンライン予約サイトを通じて手続きする必要があります。

選べる3つの時間帯(タイムスロット)

訪問者は、以下の3つの時間帯から1つを選んで予約します:

  • 8:00〜13:00
  • 13:30〜17:30
  • 18:00〜22:00

入場手順とQRコード

  • 予約完了後、QRコードが発行されます。
  • 現地で係員に提示し、リストバンドを受け取って入場
  • リストバンドは予約時間内のみ有効で、退場時に返却します。

規制の理由:訪問者数を最大4,000人に制限

これまでブルーラグーンでは1日最大12,000人以上の訪問者が殺到していましたが、2025年からは同時滞在人数を最大4,000人に制限。これにより、過密状態を緩和し、快適かつ持続可能な観光環境を整備します。

当日予約はできる?キャンセル・変更は?

  • 当日予約も空きがあれば可能ですが、人気の時間帯はすぐに埋まるため、できるだけ早めの予約がおすすめです。
  • 予約後の変更やキャンセルは不可ですが、QRコードが未使用であれば他人に譲渡することが可能です(最大4名まで予約可能)。

上陸しなければ予約は不要?

  • エリアに物理的なフェンスは設置されていませんが、係員が各所で巡回し、QRコードの確認と入場制限を行います。
  • ボート上に留まり、海に泳ぐだけで上陸しない場合は予約不要です。ただし、一歩でも陸に上がる場合はQRコードが必要です。

コミノ島保護プロジェクトも始動

この制度は、「Team Blue Lagoon」による2年間の自然保護プロジェクトの一環で、以下の施策も順次導入予定です:

  • 安全な遊泳エリアの整備
  • 公衆トイレの増設
  • ゴミの管理体制の強化
  • 業者への新規制(デッキチェア・売店など)
  • 法執行の強化

過去には商業施設の乱立や自然エリアの侵害が問題視され、2022年・2023年には環境団体による抗議活動も発生していました。

まとめ

2025年からのブルーラグーン事前予約制の導入は、マルタ政府による観光と自然保護の両立を目指した大きな改革です。今後マルタ旅行を計画している方は、訪問予定日が決まり次第、早めの予約をおすすめします。

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