マルタでレンタル電動キックボードが禁止に

マルタ レンタル電動キックボード

マルタの交通省は、2024年3月1日からレンタル電動キックボードを禁止することを発表しました。レンタル電動キックボードは度々歩道や道路、ガレージを塞ぎ問題になっていました。個人の電動スクーターは従来通り使用ができます。

マルタ電動キックボード bolt

マルタでレンタル電動キックボードの使用が禁止

マルタの交通省は、2023年3月1日からレンタル電動キックボードの禁止を発表しました。禁止の理由はコミュニティへの妨害による影響でした。個人用電動キックボードは引き続き認められ、購入を奨励するインセンティブも導入されます。

この決定は、レンタル電動キックボードに対する不満からくるもので、取り締まりのリソースは道路安全に向けられる予定です。内務大臣によれば、今年だけで警察とLESAは電動キックボードライダーに10,943件の罰金を科しています。

マルタは、2023年4月にレンタル電動キックボードを禁止したヨーロッパで初めての都市、パリに続く動きとなります。この発表は一部の電動キックボード運営者と利用者には打撃となる可能性がありますが、駐車場の問題に悩む住民や歩行者には歓迎されています。政府はレンタル電動キックボードの問題に不満を抱き、その駐車の問題を指摘しています。

この発表について、国内でレンタル電動キックボードの運営をしているBirdとBoltからの直接的な反応はありませんでした。Boltは国内最大の電動スクーター運営者です。

また、自転車の提唱団体Rotaはこの禁止に不満を表明し、共有マイクロモビリティの規制不足を指摘しました。交通省は国民的な自転車戦略を発表し、自転車の利用を促進する対策を打ち出しました。マルタには約5,000台のレンタル電動キックボードがあり、観光客や外国人労働者に人気でした。ただし、他の代替交通手段も困難に直面しており、自転車共有会社Nextbikeと電気自動車共有サービスGo-Toも撤退しました。

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